2023年10月中   ラジオ沖縄「親子ラジオ」にて出演 

2023年9月13日  「 鳳フェスティバルVol.2」開催のお知らせ

2021年11月3日  沖縄タイムス プラスにて「鳳フェスティバル」の記事を掲載

2021年10月11日 FMよみたん 夕刊TVにて「鳳フェスティバル」開催のお知らせ

 


2021年6月22日 沖縄タイムスより

宮城さんは島根県出身。2003年に沖縄に移住した。05年男児に恵まれたが10年に離婚。その後再婚し二人目の男児に恵まれた。離婚当初は異郷の地で頼る人もなく何度も絶望の淵に立たされたという。その時の温かい言葉で常に励ましてくれたのが地域の人々だった。

16年に子育てをしながら道の駅「かでな」でオリジナルスパイスカレーのカレーを販売すると繁盛し評判を呼んだ。店がひと段落したころ「移動手段がなく食事も満足に取れない人がいる」と自身の体験が頭をよぎった。19年に「交通弱者や食事を必要としている人の支援をしたい」と村に特化したキッチンカーによる移動販売をはじめた。

さらに沖縄子ども未来県民会議に認定を受け、毎月4土曜日に読谷村比謝公民館で弁当を無償提供する「エール弁当」を開設した。弁当を取りに来れない人の為「ゆいまーるチケット」を配り、後日キッチンカーでカレーを受け取るシステムを作った。

5月22日には活動に賛同した区民らが「エール弁当」の食材購入費にあてようと不要な品を持ち寄り販売した「わくわくマーケット(主催・同実行委員会)」を比謝公民館で開催。区民から提供された食材で調理したカレー100食、弁当40食も無償で提供されたが100円、200円と寄付する来場者も多くいた。「だがし屋のコーナー」も設け、異年齢の子どもたちの交流の場にもなった。

午前10時の開店と同時に訪れた伊佐優花さん(10)、宮平采佳さん(11)、池原心実さん(10)は「前から欲しかった動物のぬいぐるみが100円だった。超楽しい。毎回参加する」と笑顔だった。

同マーケットは月に一度のペースで開催するという。

2020年10月22日 琉球新報より

【読谷】道の駅かでなを拠点にキッチンカーを運営する70キッチン(ナオキッチン)の店主、宮城奈緒さん(42)=読谷村大湾=が、沖縄県読谷村在住のひとり親世帯や新型コロナウイルスの影響で仕事や収入が減少した人に月に1度無償で弁当を配る活動に取り組んでいる。自身もシングルマザーとして子育てで苦労した経験がある宮城さんは「人の優しさに触れ、頑張ろうって思えた過去がある」と振り返る。単発の支援ではなく、継続的に寄り添うことで「少しでも困っている方の力になりたい」と語る。

 島根県出身の宮城さんは仕事の関係で2003年に沖縄へ移住した。05年に結婚し男児が生まれたが、約10年前に離婚した。「近くに実家があるわけでもなく、ママ友もいない。頼る人がいなかった。正直遊びたい気持ちもあり、子育てを投げ出しそうになった時期もあった」。2年前に再婚し2人目の息子にも恵まれたが「あの時救ってくれたのは、周囲の人々からの温かい声掛けだった」と断言する。

 

4年前に、子育ての傍ら道の駅かでなでオリジナルスパイスを使ったカレーの簡易営業を始め、19年秋からはキッチンカーでの販売を始めた。移動手段が限られている人などにも届くよう、宅配サービスも展開したところ「地域には支援が必要だが、なかなか声を上げられない人がたくさんいることを痛感した」という。

 自身の経験も踏まえ、困っている人の支援ができないか考えた末、沖縄子どもの未来県民会議の認定を受け、毎月第4土曜日に読谷村の比謝公民館前で弁当を無償提供する「エール弁当」の取り組みを始めた。初回の9月には約30食の洋食弁当を配った。次回は24日午前11時から。

 継続的な支援をモットーとする宮城さんは、弁当と合わせキッチンカーがオープンしていればいつでも使える無料の食事券「ゆいまーるチケット」も配っている。チケットの裏には「24時間子どもSOSダイヤル」と称し、自らの携帯番号を添えている。「一人で悩まず、私でよければ電話してほしい」と話す。

 チケットは自分で使っても、誰かにあげても良いという仕組み。「『あなたを笑顔に、みんな笑顔に』という気持ちでやっている。支援の輪は思いやりで広がっていくもの。本当に必要な人に使ってもらいたい」。宮城さんは語った。(当銘千絵)